磐州 通り・荒町 方面
趣ある磐州通りを辿り、古刹の数々を訪ねる
今度は駐車場から西側、三春駅方面へ向かっていこう。三春交流館「まほら」の前を通り、信号を国道288号沿いに右へ曲がると、間もなく北野神社だ。ここは菅原道真公を祭神とする神社で、境内にある「なで牛」が訪れる者を楽しませてくれる。
この先国道を北へ進んでいくと、浄土宗の
紫雲寺には先述の河野廣中の遺髪が埋められた塚がある他、「腹切り梅」伝説が残る梅の木がある。これは史実ではないが、秋田
腹切り梅伝説……江戸時代の中頃、幼い男子を残して亡くなった殿様がいた。藩の権力者であった家老は、この男子を毒殺し、我が子を殿様にしようと企んでいた。しかし滋野多兵衛という藩士が邪魔をし、なかなか毒殺できない。そこで家老は滋野を無実の罪に陥れ、紫雲寺の梅の木の下で切腹させてしまった。家老は我が子を殿様に仕立てあげることができたわけだが、切腹の現場にいた滋野の飼い猫が、怨霊となって付きまとう。結局、家老やその子孫までもが祟られ、苦しめられた)
荒町は寺社が非常に多いエリア
紫雲寺を後にし、再び磐州通りを歩いていこう。荒町に入ると、程なく県道とぶつかる。付近は寺社が非常に多いエリアで、最も手前(南側)に位置するのが
その北側、県道を西へ入ると臨済宗の
さらに北の路地には、城下で唯一の真宗道場である、
県道の東側にも目を向けて見よう。こちらには県道と並行する形で
情報が古い、掲載が不適切な事項などありましたら、お問い合わせフォーム、あるいは以下コメントよりお知らせください。特に当事者の方や地元の方、何卒ご教示ください。