第5回 いわき冬景色 - 郡青ひなたweb
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いわき冬景色

冬の海は空気が澄んで、空が青く、クリアーだ。
いわきの冬景色を楽しみながら、今しか感じられない、冬の魅力を探しに行く。

写真:カモメが羽を休める薄磯海岸。2010年撮影。

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取材ご協力:いわき市総合観光案内所(TEL 0246-23-0122)

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 福島県の冬景色と言われ、いわきを思い浮かべる人は多くはないだろう。いわき市沿岸部は気候的に北関東に近く、会津や中通りのように雪化粧をすることは稀である。空気が乾き、空がすっきりとした晴天の日が続く。しかし、それこそが海辺の町の冬の魅力なのだと思う。
 海の色は深い青を帯び、高く澄んだ空と共に他の季節にはない魅力がある。吹き付ける風の中をカモメが飛び、人のいない静かな浜辺にゆっくりと舞い降りる。夏場のように賑やかな海ではないが、その分自然そのものの美しさが際立って見えるような気がする。
 今回は、海辺の風景はもちろん、白鳥が降り立った川べりや、初詣・初日の出に代表されるお正月の風物詩など、冬だからこその風景を追った。大晦日から元旦にかけてはいわき市山間部でも雪が降り、三和町や田人町などの市西部では薄く積雪した風景も見られた。
 北から南、そして西へ。
 市内をゆっくりと巡る中で、海を擁するいわきだからこその、閉塞感のない澄んだ冬の美しさを探し出していく。

初詣

赤井岳は薄く雪に覆われていた。
冷え込んだこの日、手水舎の水も凍りついていた。
冬だからこそ厳かな雰囲気が強調される。雪が降ると格別だ。

静かながらも華やぐ町の雰囲気は、お正月ならでは。
年の初めに一年の願いを込め、そっと手を合わせる。

 取材を行った2010年元旦のいわき市は、粉雪が舞う非常に寒い日であった。それでも一年に一度の特別な日。例年通り、朝早くから多くの人々が行き交っていた。
 山間部にある閼伽井嶽(あかいだけ)薬師「常福寺」は、大同元年に徳一(とくいつ)大師によって開基された歴史ある霊場だ。
 杉やヒノキに囲まれ、独特の趣がある。この日も多くの人々が初詣に訪れ、一年の願いをかけていた。

閼伽井嶽薬師 常福寺
いわき市平赤井字赤井岳1
TEL:0246-36-2161
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初日の出

波立海岸。朱塗りの橋は初日の出を拝む人でびっしり。
人混みを避け、少し歩くと穏やかな朝の海の風景が。
朝焼けをゆっくり見る機会も、元旦くらいかもしれない。

海のある町だからこそのお正月の風物詩。徐々に変わりゆく空の色を眺めながら、新しい一年に想いを馳せる。

 2010年元日は雪に見舞われた福島県内だが、海岸線はすっきりと晴れていた。弁天島の鳥居越しに見る朝日が有名な波立(はったち)海岸には、まだ真っ暗なうちから人が集まり始め、午前7時頃には多くのカメラマンや、初日の出を拝む人々でいっぱいになった。

波立海岸
いわき市久之浜町田之網地内

お祭り

露店ではだるまや熊手、宝船などが売られる。
神社に次々と参拝する人々。

新年に行われる「初こんぴら」は、地元の人々が心待ちにする例大祭。
湯本駅から並ぶ露店に心が躍る。

 海の護り神として信仰の厚い、常磐関船町の金刀比羅(ことひら)神社。
 毎年1月10日に例大祭が行われ、たくさんの人達が商売繁盛や家内安全、海の安全などを願う。常磐線湯本駅前から露店が軒を連ね、福だるまや熊手などを買い求める人達で大変な人混みとなる。
 地元の人達が楽しみにしている冬の一大行事だ。

金刀比羅神社
いわき市常磐関船町諏訪下6-3
TEL:0246-43-1001
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足湯

鶴のあし湯。湯本駅から温泉郷へ向かう途中にある。
駅前の温泉モニュメント。

寒い季節だからこそ、温泉街は情緒たっぷり。
湯けむり立つ通りを歩けば、温かな足湯が迎えてくれる。

 気温の低い冬だからこそ、温泉街の風景はより趣深く感じられる。湯本温泉郷にはいくつかの無料足湯スポットがあり、訪れる人を楽しませてくれる。

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