唐傘行灯花火 - 郡青ひなたweb
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唐傘行灯(からかさあんどん)花火

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取材ご協力・写真ご提供:近江甲一さん

唐傘行灯花火
富岡地区にて、毎年10月 スポーツの日前日の日曜日に開催。
お問い合せは、郡山市立三穂田公民館へ。
郡山市立三穂田公民館:TEL 024-953-2819

※情報提供ご協力のお願い※

 このサイトでは、主に2007年~2013年にかけて取材をした記事を掲載しています。そのため、情報が古くなっていたり、掲載が不適切なものがあるかもしれません。
 取材対象者の方をはじめ、地元の方、歴史に詳しい方など、もしもお分かりになる点がございましたら、コメント欄、またはお問い合わせフォームより、ご教示いただけますと幸いです。
 また、観光客の方で実際にお出かけになる場合は、掲載している自治体観光課、観光協会等へ日程をご確認ください。特に新型コロナウイルスの流行以降、行事自体を開催していない場合があります。当サイトは、性質上、最新の観光ガイドにはなれませんので、ご容赦ください。

近江甲一さんご提供。唐傘から光が降り注ぐ。この場面を綺麗に撮影するのは至難の業。行事のまさに華となる瞬間だ。

秋の夜空に鮮やかに咲き誇る、伝統の灯

 富岡は高旗(たかはた)山の麓に広がる、雄大な田園風景が美しい地区だ。郡山市街地から長沼方面へ向かう際、その開けた景観に思わず車を停めたくなることもしばしば。そんな富岡地区で古くから伝わる、とても珍しい花火が唐傘行灯花火だ。
 この花火は富岡の亀賀森(かめがもり)神社例祭行事の一つ。神輿が神社に戻されるのを合図に花火の打ち上げが始まり、そのメインとなるのが仕掛け花火だ。
 名前のとおり、導火によって唐傘が開き、そこから雨のように光が降り注いでくる仕組みになっている。唐傘は角形をした枠行灯の上に取り付けられ、綱火によって枠行灯部に火が移ると、花火が四方に飛び散る。それが導火となるのだ。
 この花火の歴史は古く、明治初期に豊作祈願や雨乞い、家内安全のために始められたと言われている。途中、冷害の年などに中断を余儀なくされることもあったものの、平成の現在まで永く受け継がれてきた。今では郡山市の伝統行事の一つとして定着しており、遠方からはるばる見物に訪れる人も多い。
 このような形態の花火は全国的に見ても非常に珍しく、降り注ぐ光には普通の花火では味わえない美しさがある。毎年10月のスポーツの日の前日にあたる日曜日に行われており、夜空に合計250発の花火が打ち上げられる。夏の花火とは違い、秋だからこそのしっとりとした情緒を味わうことができる。

近江甲一さんご提供。仕掛け花火の始まり。この花火が導火となり、唐傘が開く。
唐傘が綺麗に開いた。こちらも近江甲一さんご提供。
ナイアガラ。終盤に見られる。
もちろん普通の花火も。

繊細なものだからこそ美しい
色鮮やかな秋花火

 この花火について、唐傘行灯花火保存会の近江甲一さん(※当時所属)にお話を伺った。保存会には14名の方々が在籍しており、運営や会場警備、枠行灯の保管など、様々な業務を行っている。念入りに準備を重ねているが、最も気を揉むのは当日の天気なのだと言う。
「唐傘は風が強いと折れてしまいます。雨も厄介ですね。でも、そういった繊細なものだからこそ、無事成功したときの美しさは心に沁みるものがあります」
 郡山はただでさえ風が強い地域。気候が変動する秋は尚更だろう。だが保存会の方々の想いの分、その魅力は、確実に見る者へ伝わっている。最近は地元の若者も積極的に参加しているとのことで、地域が一体となって文化を継承していこうとする姿勢が見て取れる。
「毎年素晴らしい花火を皆様にお見せできるのを、私達も楽しみにしています」
 そう語る近江さんからは、花火に対する強い誇りが感じられた。

※近江さんは既に保存会を引退されていますが、記事は取材時のまま掲載しています。

情報が古い、掲載が不適切な事項などありましたら、お問い合わせフォーム、あるいは以下コメントよりお知らせください。特に当事者の方や地元の方、何卒ご教示ください。

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