本宮市 - 郡青ひなたweb
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本宮市

安達太良山を望む美しい景観と、適度な都市機能が調和した本宮市。決して雑多にはならず、町としてのまとまりが感じられる。歴史ある街道の趣を残す駅周辺や、阿武隈川のほとりをゆっくり散策してみよう。

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 本宮市は平成19年に安達郡本宮町と白沢(しらさわ)村が合併して誕生した新しい市である。県のほぼ中央部に位置し、市内を流れる阿武隈川や、西方に見える安達太良山、大名倉山(おおなぐらやま)など、自然に恵まれた地だ。特に阿武隈川を始めとした川の存在は大きく、市街地にいながら自然と調和した美しい景色を見ることができ、市街地にありがちな乱雑さは全く感じられない。
 町の雰囲気は、大まかに旧本宮町と白沢村とで分かれる。旧本宮町エリアは、本宮市中心市街地を擁し、南部は県内有数の工業地帯として知られている。古くは奥州街道や会津街道、三春街道などが交差する交通の要衝であり、本宮駅近辺は奥州街道「本宮宿」として栄えた場所である。現在は中心市街地らしい綺麗な町並みが続くが、家並みや店の構えなど、随所に歴史的な趣を感じることができ、昭代橋から見る景色はどことなく「小京都」といった言葉を想起させる。
 旧白沢村エリアは小高い丘が多く、阿武隈高地へと続く山並みが綺麗だ。かつては養蚕業が盛んで、丘陵地帯の地形を活かし、山の斜面を使って養蚕を行っていた。そのため、家が密集せずに点々と存在する「散居(さんきょ)」の風景が残っており、どこか懐かしい田園風景を見ることができる。
 今回の特集では主に冬の本宮の町の姿を追った。もの淋しい季節ではあるが、逆に冬だからこその魅力が伝われば嬉しい。

取材ご協力:本宮市産業建設部商工労政課、浮島神社、岩角寺、本宮市立歴史民俗資料館、蛇の鼻遊楽園、緑水苑、FM Mot.Com、アサヒビール株式会社福島工場、東北協同乳業株式会社
お問い合わせは、本宮市産業建設部商工労政課観光物産係、または編集部まで。
本宮市産業建設部商工労政課観光物産係:TEL 0243-33-1111

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アクセス

本誌掲載スポットを中心に掲載。概略図ですので、位置関係を把握したらGoogle Map等ご参照ください。

 市内は車、電車共に便利。車でのアクセスには、市南部の東北自動車道・本宮ICを利用する。高速を降りるとすぐに国道4号に出られ、市中心部へはすぐだ。西部への移動には県道8号本宮熱海線を、東部へは県道118号本宮岩代(いわしろ)線、県道119号本宮常葉(ときわ)線を利用する。なお、旧白沢村方面には磐越自動車道の郡山東ICも比較的近い。
 電車では東北本線の五百川駅、本宮駅を利用する。本宮駅は市街地中心部に位置するので、町中散策には非常に便利だ。

CONTENTS

みずいろのまち 本宮をゆく

町中や阿武隈川の風景から始まり、公園、広場、清水など幅広く紹介していく。華々しい観光地があるわけではないが、人々の生活に根差した「何気ない美しさ」が非常に多いことに気づかされる。雪の季節独特の情緒にも注目。

浮島神社の太々神楽

浮島神社は本宮市東部の白岩地区にある歴史ある神社だ。ここで毎年元旦、4月15日に最も近い日曜日、11月3日の年3回太々神楽が奉納される。県の重要無形民俗文化財にも指定されているこの神楽を取材・見学した。

岩角寺(がんかくじ)の大梵天(ぼんてん)

本宮市北東部にある古刹・岩角寺。三十三観世音や毘沙門堂などを有し、信仰の霊地として多くの人が訪れる。ここで毎年正月3日に開催されるのが大梵天祭だ。ご利益を求め、取材・参加してきた。

本宮の史跡
天王壇(てんのうだん)古墳

市北西部、安達郡大玉村との境界付近に七ツ坦と呼ばれ、古墳時代中期の古墳が数多く存在した場所がある。現在は4つの古墳が残り、そのうちの一つである天王壇古墳を訪れ撮影。本宮市立歴史民俗資料館で出土品を見学した。

本宮の歴史
安達太良神社 / 抱付観音

本宮という地名の元になった安達太良神社、市西部にある不思議な名前が特徴の抱付観音を取り上げる。

(じゃ)の鼻遊楽園

安達郡大玉村との境界近くに位置する蛇の鼻遊楽園は、四季の花々の美しさで知られる庭園だ。紅葉の季節に取材をし、その後桜の季節、藤の季節と何度かにわたり訪れてみた。写真と共に魅力をお伝えする。

FM Mot.Com

本宮から情報発信をするコミュニティFM局、Mot.com。地域の顔として、情報発信を行ってきた。本誌創刊の際に出演させていただき、雑誌のPRをした思い出も。

アサヒビール福島工場

地域の魅力を発信する企業その1として、郡山市境にあるアサヒビール福島工場を取材した。ここの魅力は何よりも工場見学ができること。ビールを知る大人だからこそより楽しめる、大人の工場見学なのだ。

酪王協同乳業株式会社
(旧・東北協同乳業)

地域の魅力を発信する企業その2として、酪王協同乳業を取り上げる。農協系乳業として地域の酪農の発展に寄与しながら、製品を通して地元の魅力を伝えている。製品の紹介もちょっとだけ。

写真ご提供:酪王協同乳業株式会社