粟ノ須 古戦場跡
東部(小浜方面)
安土・桃山時代にあたる1585年、当時米沢に居城を構えていた伊達政宗は、父
しかしその後、義継は和議の礼に訪れた宮森城で輝宗を討つことを企て、取り囲みながら二本松城に引き揚げようとしたところを、途中粟ノ須の地で政宗に追い詰められた。義継は輝宗を刺殺の上、やむなく自害した。
戦国の名将二人が果てたこの場所は、現在史跡として整備され、田園の緑の中にひっそりと佇んでいる
小浜城跡・宮森城跡
旧岩代町方面(小浜)
二本松市街地から国道459号を東へ進み、阿武隈高原の山々に抱かれ始めた頃、思いがけず再び趣ある町並みと出逢う。小浜城跡や宮森城跡を擁する小浜だ。
小浜城は南北朝時代に創築、後には大内
伊達政宗が1585年に入城、翌年にかけてここに滞在した。その後若松城の支城として
なお、小浜城は「下館」と呼ばれ、南方の宮森城が「上館」と呼ばれる。両城の間に集落が形成され、現在の情緒ある町並みの基盤となった。
宮森城跡へは小浜川に沿って県道40号飯野三春石川線を南進する。道路上に案内板があるので、そこから細い道へ入っていこう。政宗の父・輝宗が在陣した場所である。
小浜の街並みと紋付祭り
旧岩代町方面(小浜)
小浜の町は宮森城と小浜城を南北にして広がっている。小浜川に沿って県道40号飯野三春石川線が通っており、沿道には昔からの商店街が軒を連ね、趣ある雰囲気を作り出している。
川や山などの自然と町並みが絶妙に調和しており、長い歴史のある町だからこその貫禄が感じられる。
塩松神社の秋の例大祭「小浜の太鼓台祭り」は、「紋付祭」とも呼ばれ、紋付袴姿の氏子たちが町内を練り歩き、夜遅くまで賑わいを見せる。
毎年スポーツの日前の土曜日から3日間で行われる。夜の太鼓台引き回しでは提灯に火が入れられ、幽玄な雰囲気を醸し出す。面白いのが最終日の昼の行列が、一風変わった仮装行列になっていること。見る者を楽しませてくれると共に、参加者自身がとても楽しんでいるのが感じられる。
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