原瀬上原 遺跡
西部(岳温泉方面)
二本松市街地の西側、原瀬地区(住所表記は「原セ」)は穏やかな農村風景が広がる地域だ。付近はキュウリの産地として知られており、たくさんの畑が広がる。ここには県指定の史跡「原瀬上原遺跡」がある。
国道459号
昭和43年までの調査で縄文中期の竪穴住居跡18軒が発掘され、県内で最初に縄文時代集落跡として確認された場所である。桜の名所でもあり、春には一面の桜を見ることができる。
岳 温泉
岳温泉・安達太良山方面
二本松市街地から西方、安達太良山方面へ国道459号を上っていくと、安達太良山麓の岳温泉に辿り着く。山の涼しい空気に包まれる、のんびりとした温泉地だ。
ここの温泉は、山の豊富な湧泉地帯から天然の温泉を引き湯してきており、適度に湯もみされた温かく柔らかなお湯を楽しむことができる。安達太良山を眼前に、鏡ヶ池公園をのんびりと歩いてみるのもいいだろう。
なお安達太良山へは、この先県道をさらに上っていく。
安達太良山
手軽に安達太良山を味わえるゴンドラリフト
近隣住民達は安達太良山を「心の原風景」として語る。二本松市街地から見る安達太良山は雄大で、町を包み込んでいるような圧倒的な雰囲気がある。見上げるといつだって安達太良山の威容がそこにある。
岳温泉から県道386号岳温泉線を西進していくと、「
また、夏場はゴンドラの夜間運行も行われることがあり、山上からの夜景とイルミネーションを楽しめる。(ホームページを要確認)
安達太良山にはたくさんの登山口があるが、このゴンドラリフト経由が最も手軽だ。普通に歩けば1時間半程度で山頂に着く。旅行の工程上、登山にあまり長い時間をかけられない場合にお勧めだ。ただし、登山の装備は必要。また、安達太良山の標高は1728メートル。温度差にも注意したい。(奥岳の時点でも気温はかなり下がる)
ロープウェイの運行状況・料金・時間など詳細
こちらの公式ページを参照
自然との一体感を味わえる塩沢登山口ルート
登山上級者の方で時間に余裕がある場合、塩沢温泉奥にある塩沢スキー場から登るルートがお勧めだ。くろがね小屋までは鎖場やロープが多く、危険箇所も多いが、渓谷の美しさは何物にも代えがたい。
湯川に沿ったルート故にどこを取っても美しいが、特に滝の風景は特筆すべきものだ。大きなものでは三階滝、八幡滝の二つ。いずれも登山道からは少し下った先にある。その他流れが作り出す小さな滝が点在しており、見る者を飽きさせない。登山ではなく、滝巡りを目的としてもいいかもしれない。
なお、歩行の際は十分に注意し、万全の装備で臨みたい。
ハイキングにお勧めの遊歩道
登山とまではいかなくとも自然を体感したい人にお勧めなのが、奥岳の登山道入口から分岐する「あだたら渓谷奥岳自然遊歩道」だ。
ここは安達太良山を源流とする
遊歩道を抜けると登山道に出るので、そのまま登山をするのもよし、帰路を辿るもよし。奥岳入口に戻る場合、よく整備された登山道を下る形になる。
1時間半程度でゆっくり一巡できるため、山の魅力を手軽に感じるにはもってこいだろう。
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