二本松の名所・旧跡
西の安達太良山から歴史ある市街地、そして阿武隈高地に抱かれた東和・岩代地域まで、この市は美しい風景で溢れている。数々の名所・史跡を辿りながら、折々の風景を楽しもう。
写真:安達太良山山頂付近より
取材ご協力:二本松市産業部観光課
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県立霞ヶ城 公園
二本松市街地
数多くの魅力的な観光地を擁する二本松市だが、その中でも多くの観光客に愛され、市民憩いの場として親しまれているのが、霞ヶ城こと「二本松城」だ。
二本松城は室町時代の
後に1868年の戊辰戦争で激しい攻防が繰り広げられ、建物の多くを焼失。二本松少年隊などの悲話を残し、落城の憂き目にあった。
現在は県立霞ヶ城公園として整備され、市民から「お城山」と呼ばれて親しまれている。
有名な「菊人形」もここで開催され、春の桜のシーズンと並んで一年で最も賑わいを見せる時期となる(菊人形に関してはこちらの記事を参照)。丁寧に修復復元された本丸石垣は、この地の歩んだ歴史を伝えているかのよう。市街地や遠く
城下町の街角へ
二本松市街地
二本松市街地はどこかに車を止めてゆっくりと散策したい。駅からすぐの
また、市街地で素晴らしい景色を堪能したいなら、霞ヶ城公園西の見晴らし台へ行ってみよう。町の景観と自然との調和を楽しむことができる。
大隣寺
二本松市街地
大隣寺は二本松藩主丹羽氏の菩提寺だ。二代・丹羽
その後三代・光重の時代に丹羽氏は白河から二本松へ国替えとなり、大隣寺もこの地に移ってきた。
ここには戊辰戦争で命を落とした二本松少年隊が祀られている。今でもその悲劇と教訓を後世に伝えていくため、命日にあたる7月29日に墓所で墓前祭が厳かに執り行われる。なお、前日には霞ヶ城箕輪門の二本松少年隊群像前にて顕彰祭が執り行われる。こちらでは詩吟や剣舞も披露される。
場所は東北自動車道の二本松ICから霞ヶ城方面へ向かい、「大隣寺入口」の信号を左折するとすぐ。目の前には「隊士館」という観光センターがある。
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