安積国造神社 秋季例大祭 - 郡青ひなたweb - Page 3
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安積艮斎(ごんさい)について

安積国造神社内、安積艮斎の像。安積国造神社ご提供。
神社会館4階の記念館の様子。
館内で見ることのできる貴重な書物の数々。

 安積国造神社会館4階には安積艮斎記念館が設けられており、社務所へ声をかければ見学できる。

 安積艮斎は安積国造神社・安藤親重(ちかしげ)宮司の子で、その家系は安積国造につながる。日本を代表する儒学者の一人として知られ、郡山が生んだ偉人である。

 寛政3年(1791年)に生まれ、文化が成熟した郡山に育ち、その影響もあって幼少から学問を好んだ。17歳で学問の道を志し江戸へ出奔。24歳で神田駿河台に私塾を開いた。儒学の教えを元に門人達を教育、同時に学業研鑽に励んだ。

 41歳で出版した「艮斎文略(ぶんりゃく)」で天下に知られるようになる。広い学識から世界情勢にも精通しており、西洋諸国のアジア進出に早くから危機を唱えていた。60歳で幕府直轄の最高学府・昌平坂学問所教授に抜擢され、アメリカのペリーやロシアのプチャーチン来航の際には国書の和訳にもあたった。

 万延(まんえん)元年(1860年)、学問所官舎(現在の湯島聖堂敷地内)で死去。70歳であった。

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