第5回 いわき冬景色 - 郡青ひなたweb - Page 2
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白鳥の飛来

鮫川の白鳥。この付近は開けた風景が美しい場所だ。
夏井川の白鳥飛来地。やや俯瞰して撮影。
奥の道路は夏井川渓谷へと続く。
夏井川。この辺りは雄大な流れが魅力的。白鳥飛来地はすぐそこだ。

冬の訪れを告げる白鳥の群れ。
いわき市内では鮫川、夏井川で見ることができる。

 枯れ草に覆われ少々淋しくなる川べりの風景だが、白鳥の飛来により、この季節だけの華やいだものに変わる。
 市南部の鮫川の飛来地は、集落を過ぎ、開けた田園地帯の中にある。
 ちょうど四時(しどき)川が分岐する付近だ。
 一方の夏井川の飛来地は数ヶ所あり、磐越東線赤井駅付近や、小川郷(おがわごう)駅付近など。今回は小川郷駅付近で撮影した。
 なお、現在いずれも餌やりは禁止されている。

鮫川白鳥飛来地:いわき市沼部町鹿野
夏井川白鳥飛来地:いわき市平中平窪 (白鳥の里)、いわき市小川町三島など

冬の海

午後の日が差す永崎海岸。正面右に見えるのは、いわきマリンタワーだ。
豊間海岸。冬らしい風景が心に響く。

冬の海は青さが際立ち、晴れた日にはとても美しい表情を見せる。他の季節にはない、凛とした魅力に溢れている。

 冬の海は人が少なく閑散としている。だが、逆にそれが海そのものの魅力を、訪れる者に教えてくれる。
引き込まれそうな青と、規則正しく打ち寄せる波音。
 風の音が優しく響き、時折カモメが舞い降りてくる。
 ゆったりと、スローな時間を感じていたい。

※この項目では、震災前の2010年に撮影した写真をそのまま使用しています。これは「同一年の冬景色」でページ全体を統一するためです。
最新の海岸線の状況は、第1回、3回の記事でご覧ください。2021年に撮影し直しています。

第1回「南部海岸通り」はこちら

第3回「北部海岸通り」はこちら

雪景色

三和(みわ)町上市萱。左側の錆びた標識には「49」の文字が。ここは国道49号旧道なのだろう。
三和町下市萱。好間(よしま)川が流れる。
田人(たびと)町貝泊。県道71号勿来(なこそ)浅川線から。

いわき市西部の山間部は阿武隈高地に差し掛かり、沿岸部とはまた違った魅力がある。
雪の日に撮影に出かけた。

 一言でいわきと言っても、面積は相当に広い。西部は阿武隈(あぶくま)高地の深い山々に抱かれ、「海の町」いわきとはまた違った情緒がある。山々を縫うように走る県道などは、山の空気に包まれて気持ちのいい場所だ。
中通りで積雪する日は、こちらでも雪が降ることが多く、雪の日ならではの美しい風景が見られる。

イルミネーション

クリスマスの時期を中心に、アクアマリンふくしまではイルミネーションが施され、冬だけの美しい空間が作り出される。

 小名浜周辺は商業施設が多く、クリスマス付近は格別華やかな雰囲気となる。第1回でも取り上げたアクアマリンふくしまでは、例年11月下旬よりライトアップが開始される。たまにはロマンティックな空間に身を置くのもいいだろう。

アクアマリンふくしま
いわき市小名浜字辰巳町50
TEL:0246-73-2525
ホームページはこちら

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