本宮の史跡
天王壇 古墳
取材ご協力:本宮市立歴史民俗資料館
写真撮影・掲載許可:本宮市教育委員会
写真:天王壇古墳。小高い丘の上にある。
天王壇古墳
住所:本宮市本宮字南ノ内
本宮市立歴史民俗資料館
住所:本宮市本宮字南町裡130
TEL:0243-33-2546
休館日:毎週土・日曜日・祝祭日、12/28~1/4
開館時間:午前9時~午後4時30分
※重要※
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天王壇古墳は、本宮市北西部の大玉村との境界付近、安達太良山から東へ伸びるなだらかな扇状地に位置する。静かな住宅街の一角の小高い丘の上にあり、西方に安達太良山を望む美しい場所だ。
付近は七ツ坦と呼ばれ、古墳時代中期の古墳が数多く存在した場所。現在は当古墳を含め、四つの古墳が残る。
形状は西側に造り出しを付設した直径38メートル、高さ4メートルの円墳で、埴輪棺が4基発見された他、多くの
江戸時代に発掘されて二本松藩主に献上されたという伝承が残り、明治時代にはここから出土されたとみられる石製模造品が紹介されるなど、古くから知られてきた古墳である。
昭和57年から58年にかけて調査が行われ、形状や出土品の詳細が明らかになった。
中写真の円筒埴輪は、筒型で口縁部から体部にかけて突帯が四条巡らされている。一番上の突帯が口縁部直下に作られているのが特徴的だ。
上写真の
これらの技法や特徴から、この古墳は5世紀後半のものであると考えられており、地域を代表する中期古墳として、多くの人々の関心を集めている。
現在、出土品は本宮駅近くの本宮市立歴史民俗資料館に展示されている。ここは市内の非木造建築物としては最も古い洋風建築物で、それ自体に歴史的価値がある。見学の際は事前にお電話を。
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