地域の魅力を発信①
アサヒビール福島工場
安達太良山の伏流水を使ったこだわりの味を提供。
工場見学こそ終了してしまったが、ビール園で存分に楽しもう。
取材ご協力:アサヒビール株式会社 福島工場
住所:本宮市荒井字上前畑1
TEL 0243-34-1170
※重要 工場見学は2020年をもちまして終了となりました。
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国道4号線を郡山から北へ進むと、煉瓦色の大きなサイロが見えてくる。 本宮市南部に位置するアサヒビール福島工場だ。工業団地の中で一際目立つ佇まいは、まさに「本宮市の玄関口」といったところ。併設するレストラン「アサヒビール園」には地域の人達だけではなく、多くの観光客も訪れ、「本宮の顔」の一つとなっている。
福島工場は昭和47年に三ツ矢サイダーの工場として操業を開始した。後にビール製造を行うようになり、今では看板商品のスーパードライをはじめ、10種類の商品を東北6県と栃木、群馬、新潟に出荷している。 ビール製造は2019年にめでたく40周年を迎え、地域の工場として地元の人々に愛されてきた。
2020年にサービス終了となるまで、福島工場では長く工場見学を実施してきた。ビール製造の行程を追う形で見学でき、最後は試飲までさせてもらえた。それでいて料金は無料、おいしさの秘訣やこだわりを垣間見られるとあって、観光客にも地元の人にも大変な人気を博していた。
工場見学は地域貢献面でも大きかった。情報を開くことは、企業と地元を結ぶ大切な役割も果たしていた。
だが、それは何も工場見学だけに限った話ではない。福島工場では猪苗代湖の水資源の保護、地元小学生への環境教育など、環境保全への取り組みも積極的に行っている。「環境を守ることがおいしいビールをつくり続けることに繋がってくる」という思いが根底にあるからだ。
「地域の皆様に、どうせ飲むならアサヒ! と言っていただけるよう、これからも頑張ってまいります」とチーフプロデューサーの丹治洋一さん。
「大人の社会科見学」ができなくなったのは誠に残念ではあるが、今後は併設の「アサヒビール園」でこだわりの一杯を楽しみたい。
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