田島地域
祇園祭をはじめ、郷土文化が根付く歴史薫る町をゆっくりと散策する。
地元の人々によって大切に受け継がれてきた文化が感じられる。
田島は南会津町の中心都市として栄え、現在も会津西街道(国道121号)における会津の玄関口として、毎日多くの人が訪れる。
歴史的には中世に長沼氏が
江戸時代には幕府の直轄地「
歴史ある町だからこそ、田島の人々はここに根付いた文化を大切にしてきた。現在まで連綿と祇園祭は続き、古くからのしきたりの一つ一つを「
昭和61年には東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道が一本のレールでつながれ、現在は浅草から田島まで乗り換えなしで来られるようになった。道路も整備が進み、国道289号
取材ご協力:南会津町総合政策課、商工観光課
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アクセス
車を利用する場合、西那須野塩原ICからは国道400号で塩原温泉郷を通り、国道121号を北進する。白河ICから国道289号(甲子道路)も便利だ。磐越道を経由する場合は、会津若松ICから下郷町を通り、国道121号を利用する。冬期はスタッドレスタイヤの装着、チェーンを必ず携行の上、安全運転を。特に甲子道路は県内でも最も早く積雪する道路の一つなので、十分に注意したい。
電車でのアクセスには、会津鉄道を使う。東武鉄道鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道は一本のレールでつながれており、特急リバティ会津が浅草~会津田島を1日4往復している。また概ね1時間に1本程度普通電車や快速電車が運行されている。浅草〜会津田島間は特急で3時間半程度。
田島より北側、会津田島〜会津若松間は非電化区間で、会津鉄道の気動車が走る。会津若松~会津田島は快速で1時間、普通で1時間15分程度。
CONTENTS
田島地域の風景
町中の散策では郡役所、陣屋跡、義民の碑などを見て歴史に触れる。郊外では西部地域との境にある
会津田島祇園祭
田島は祇園祭の町である。町の人々が古くから大切に受け継いできたこの祭りは、田島の顔であり人々の誇りでもある。7月22日から3日間の祭礼期間中は、町も人も一段と華やぎ、活気に満ち溢れている。田島の歴史と共に歩んできた、この祭りの魅力を探っていく。
田島祇園祭屋台歌舞伎
田島地域では古くから「子ども芝居」の歴史があり、現代でも子供達による歌舞伎の上演が行われている。2011年からは大人歌舞伎も始まり、ますます文化的な盛り上がりを見せ始めている。人々が大切に育んできた、この町の歌舞伎の魅力に迫る。
鴫山城跡
会津田島駅に降り立つと、正面に小高い山が見える。町のシンボルとして町民に愛される愛宕山だ。この山の地形を利用して築かれた山城が鴫山城だ。田島が誇る史跡を、ゆっくり歩いて散策する。
奥会津博物館
奥会津博物館は郷土の民俗・歴史資料などを収集し、広く一般に公開することで、奥会津地方に親しんでもらおうと、平成6年7月に開館した施設だ。収蔵している民具の数は約25,000点にも及ぶ。取材でも大変お世話になり、参考にさせていただいたこの施設を紹介する。
田島の伝統産業 藍染め
田島は古くから伝統産業として藍染めが根付いてきた町だ。これは祇園祭や
川田太鼓工房
川田太鼓工房は国道121号、田島ドライビングスクール前に本社・工場を構える和太鼓専門メーカーだ。二本松の提灯まつりで使用される太鼓の大半を手がけるなど、県内のお祭りや文化を担う一翼となってきた。田島の誇る文化の一つとして、会社を取材した。
田島の三匹獅子
田島地域では、関東から伝承された三匹獅子が比較的古風なままに保持されてきた。現存しているのは