取材ご協力:郡山市立中田公民館、柳橋歌舞伎保存会
歌舞伎衣装 写真ご提供:柳橋歌舞伎保存会
柳橋歌舞伎
例年9月中旬の日曜日
午後4時開演
柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)にて
県道65号小野郡山線、柳橋郵便局横を入る
お問い合わせは、郡山市立中田公民館へ
郡山市立中田公民館:TEL 024-973-2951
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時代の中で受け継がれてきた、江戸時代から続く農村歌舞伎
柳橋は小野町との境界に程近い中田町の最東部に位置し、
柳橋歌舞伎は、およそ300年余りの歴史を持つ。もともとは農村歌舞伎として、秋の収穫への感謝のために近くの
現在は毎年9月中旬の日曜日に柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)にて公演が行われており、多くの人々が見物に訪れる。
「観客も顔見知りが多いので掛け声などをかけてもらい、会場全体で盛り上がります」と語るのは、保存会の
元が農村歌舞伎であることから、皆で食べ物を持ち寄ってきて長時間見るのが古くからのスタイルなのだそうだ。
役者は25人ほどだが、衣装の着付けや舞台装置などに20人、公演当日の準備には100人程度が必要とのことで、まさに地域ぐるみの大イベントだ。多くの役者は仕事を持ちつつも時間を捻出して練習に励んでおり、大変だからこそ、絆や一体感も増す。
「柳橋歌舞伎は中田の宝物です」とは、中田公民館の宗像
現在保存会で演じられる外題は13題にもなるといい、その中から毎年違う演目が取り上げられる。2011年は「
このうち「義経千本桜〜」は地元
開演は午後4時から。「寿式三番叟」と「義経千本桜〜」は明るいうちに行う。小休止を入れてその年の本題へ移るのだが、この頃には外はすっかり暗くなっており、暗闇に舞台が浮き上がって見える。これが何とも美しい。雰囲気もさらに良くなり、柳橋の誇る「歌舞伎の夜」の魅力に浸ることができる。
「是非多くの方に見に来てもらいたいですね。少しでも興味を持ち、参加してくださる方が増えていけば嬉しいです」と宗像さん。
現在、より広く魅力を伝えるために、伝統芸能の催しや交流会などにも積極的に参加している。
「歴史ある郷土芸能だからこそ、これからも絶やすことなく毎年続けていきたい。そのためには、魅力を伝えていく中で後継者が出てきてくれれば」と言葉を続ける。
地域の輪をつくる伝統芸能、柳橋歌舞伎。実際に観劇し、一体となって楽しむ中で、その魅力と人々の想いに触れてみよう。
なお、観覧は無料で、駐車場は様々な場所に特設される。会場には屋台もたくさん出て、お祭りのような華やかな雰囲気となる。
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