山間の道にたえず寄り添いながら、ゆったりとした時間をくれる県境の清流

　四時川はいわき市と東白川郡鮫川村の境にそびえる朝日山山麓を水源とし、多くのハイカーに愛される渓谷だ。今回は勿来(なこそ)より国道289号線沿いに走り、辺栗(へぐり)トンネル手前東側から入った。
　しばらくは舗装された細い道が続く。遥か下に渓谷を見下ろすことができ、紅葉し色づく山々が実に美しい。

　林道へ差し掛かると、すぐ隣りに川が寄り添い流れている。清流の音だけが響く山の中の静かな時間が流れる。途中から茨城県との県境を通り、やがて水源である田人町旅人(たびうと)水呑場にて国道289号線へと抜けた。

※このルートは砂利の林道を通ります。また、舗装されている部分も隘路です。大きな車での走行には極めて不向きです(一つの目安としてプリウスの大きさでも、道幅に対して大きすぎる)。通行の際は細心の注意を払い、自己責任にて安全運転を。