第3回 いわき市北部海岸通り - 郡青ひなたweb
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いわき市北部海岸通り
平薄磯(たいらうすいそ)久之浜町末続(ひさのはままちすえつぎ)

写真:仁井田川河口

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取材ご協力:いわき市総合観光案内所(TEL 0246-23-0122)

※重要※
このページには震災前の写真も含まれています。(写真のキャプションに撮影時期を入れてあります)
状況が変わっている場所については、復興状況をなるべくお伝えできるよう、震災後に再撮影した写真を掲載していますが、十分でない部分はご了承ください。
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薄磯(うすいそ)海岸

塩屋埼灯台を臨む海岸線。2019年撮影。
北方には富神崎の埠頭が顔を覗かせる。2018年撮影。

 

 今回は第1回で特集した塩屋埼灯台から続く海岸線、薄磯海岸から散策を始める。

 夏は海水浴場として賑わうこの場所は、白い砂浜が美しい穏やかな浜辺。南方の丘の上にある塩屋埼灯台の眺めが特に素晴らしく、見るものを飽きさせない。

 第1回から辿っている県道382号豊間四倉(とよまよつくら)線は、震災からの復興によって狭い箇所がなくなり、快適な道となった。付近はこの県道の中で最も眺めの良い場所の一つだ。
 改修された堤防の際には「いわき七浜海道」と名付けられた自転車道も整備されている。冬でも比較的暖かい場所なので、晴れた日にはサイクリングもいいだろう。

富神崎(とみかみざき)・沼之内漁港

 県道を東に折れ、漁港へ向かう道路を下っていくと、間もなく沼之内漁港だ。ここは釣り場としても知られており、休日には多くの釣り人が糸を垂れている。
 県道を挟んで反対側には、海の守り神である沼ノ内弁財天がある。

富神崎、沼之内漁港の様子。2009年撮影。
北方の新舞子浜方面を望む。2009年撮影。

新舞子浜

北方を望む。ここはいつの季節でも散歩や休憩に訪れる人が多い。2021年撮影。
南方を望む。2021年撮影。
県道382号は、防砂林と公園の緑に囲まれたまっすぐな道路となる。2009年撮影。
新舞子浜公園の藤間沼。2009年撮影。

 沼ノ内を過ぎると、県道は海沿いに松林が植えられ、まっすぐで非常に気持ちのいい道路となる。松林の向こうは延々と続く砂浜だ。新舞子浜ビーチは南国の雰囲気が漂い、若者に人気の活気ある浜辺だ。

 道路の西側には新舞子浜公園が整備され、こちらも散歩をするのによさそうだ。公園内の藤間沼は、初夏にはスイレンが見頃となってくる。

夏井川河口付近

 新舞子浜から北上していくと、松林が途切れて景色が開ける場所に出る。夏井川の河口付近だ。右手には海、左手には夏井川の雄大な流れを臨みながら橋を渡っていく。どちらを見ても水に囲まれ、素晴らしい眺望だ。

 橋の南側にはサイクリング公園があり、一周約1.5キロのサイクリングロードの他、事前申し込み制のターゲットバードゴルフコース・多目的広場が設けられている。

夏井川にかかる橋。ここを県道が通っている。2019年撮影。
ターゲットバードゴルフコース。2021年撮影。
橋の上から夏井川を臨む。2009年撮影。

仁井田(にいだ)川河口付近

仁井田川河口。旧道の突端からの景色。2021年撮影。
いわき七浜海道から。旧道突端に車を停めておけるスペースがある。2021年撮影。
この水色のラインが「いわき七浜海道」のルートを案内してくれる。堤防際に潮風が気持ちいい道が続く。2021年撮影。
震災前。2009年撮影。

 夏井川を渡り、仁井田川河口までの間は景色の変化が目立つ。震災前は松林に囲まれていて、レストランやキャンプ場などがあるエリアだった。現在は改修後の堤防、空き地、植樹された若木などが目立ち、まだまだ復興の途上にあることが感じられる。
 とは言え、この辺りから見る海の景色は変わらず綺麗だ。特に新しくなった東舞子橋は新たな名所となりそうなくらい、海と調和している。
 旧道は川の手前で途切れているが、自転車道「いわき七浜海道」へのアクセス路として利用できる。車を停めてサイクリングしてみるのもいいだろう。

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