三穂田町
四方に山を望む広大な風景と、色鮮やかな秋花火の町。
市街地に比較的近い場所ながら、スケールの大きな風景に圧倒される。
郡山市南西部に位置する
穏やかな時間が流れるのは、おそらく至るところから見える山の景観のためだろう。晩秋から冬にかけては北に見える雪の安達太良山をはじめ、西の高旗山、妙見山、東の阿武隈山系など、空気が澄んでいるがゆえに四方に山を見渡すことができる。特に西部の富岡地区や下守屋地区は非常に豊かな景観に恵まれており、河川敷に咲く桜が圧巻の春や、田園の緑が美しい夏など、四季を通して豊かな色彩に溢れている。また、「
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アクセス
三穂田町は東西を結ぶ県道47号郡山長沼線、南北を結ぶ県道29号長沼喜久田線などを主要道とし、東西に長く広がっている。来訪の際は東北自動車道の郡山南インターや上記県道を利用する。インターのある川田地区など市街地の雰囲気が強い東部から、高旗山の麓の西部まで、西に行くほど雄大な景色に変わっていく。南は須賀川市(旧長沼町)などと隣接。笹原川千本桜など、見所には案内板が設置されている。
なお、郡山駅~下守屋・長沼車庫間には福島交通の路線バスが運行されている。
CONTENTS
三穂田の風景
三穂田の風景の中で最も特筆すべきは富岡付近のひたすらに開けた田園風景だろう。その中を貫く広域農道や県道。東北だからこそ味わえるスケールの大きな風景だと言える。その他深田ダムから見下ろす郡山市街、桜の名所として定着した笹原川千本桜などを紹介していく。
唐傘行灯花火
富岡地区では毎年10月のスポーツの日前日にあたる日曜日に、亀賀森神社例祭行事の一つとして花火が打ち上げられる。この花火は、枠行燈の上部に付けた唐傘に着火するところが一番の見どころ。珍しい秋花火の魅力を文章と動画で伝える。
写真ご提供:近江甲一さん
安積 守屋甚句
西部の下守屋地区では天正年間から伝わる伝統的な歌謡、「甚句」が受け継がれている。現在も子供達が地域の宝を守ろうと、七つの楽器で華やかに演奏している。
高籏 鉱山の歴史
日本近代化の原動力となった鉱山は、かつて全国各地に点在した。ここ高籏山にも鉱山があり、最盛期には500人今日の人口があったという。高籏山の登山道を利用し、実際に現地へ行ってみたところ、石垣など僅かな跡だけが残されていた。