二本松神社例大祭 日本三大提灯祭り
二本松の提灯祭り
街の人々に長年受け継がれ大切にされてきた、二本松の秋の代名詞。
火を灯した太鼓台が町中を練り歩き、人々は熱気に包まれていく。
取材ご協力:本松若連連合会 森木
祭礼日程
10月の第1土・日・月曜日(第1土曜日からの3日間)
※2019年よりこの日程に変更になりました。
初日:宵祭り
祭りは17時頃からスタート。二本松神社で行われる御神火祭、亀谷交差点で行われる出発式、点火の後、7町合同曳き回し。
2日目:本祭り
朝8時半頃から出発。提灯を付けない昼の太鼓台の勇壮な雰囲気を味わおう。
3日目:後祭り
昼はそれぞれの町内に分かれて回り、夜は17時頃より、3町と4町に分かれて出発。
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華やかな光が夜空に舞う。秋の切ない空気と共に、情感溢れる美しい光景が広がる。心地よいお囃子の音色と、ひしひしと伝わってくる熱気。
「日本三大提灯祭り」にも選ばれている「二本松の提灯祭り」は、この地の人々に長年受け継がれ大切にされてきた、いわば二本松の秋の代名詞の一つである。
この歴史は古く、今から約370年前、
以降二本松神社例大祭として脈々と受け継がれ、現在では 10月の第1土曜日からの3日間、各地から多くの人達が集まる大祭となった。
実際にこの祭りを見て実感することは、美しさはもとより、とにかくエネルギッシュであるということだ。それもそのはず、祭りの主な運営は「若連」と呼ばれる各地域の若者達が取り行っているのだ。
現在は少子高齢化や若者の流出などもあり、志願者は外部からの参加も認めているようだが、基本はその町で育ち、その町で祭りを経験してきた人達。町や祭りに対する強い想いがエネルギーとなって表れる。
各町内、小学生から参加しているとのことで、子ども達は太鼓などを担当する。大人になると今度は自分達がメインとなり、祭りを執りそうして脈々と伝統が受け継がれてきたのだ。
若連連合会の森木信孔さんは、「小さな頃から親しんだ祭りだからこそ、皆楽しんでやっているのです。皆が発する熱気こそが醍醐味です」と語る。
現在太鼓台を有する地区は7町。それぞれに特徴ある台でパフォーマンスを繰り広げる。7町とは言え、地理的には近いため、一年を通してお互いに関わりがある。だから皆とても仲が良い。
その結束力が発揮されるのが、初日に行われる七町合同曳き回しだ。太鼓台は
「各町で太鼓台は別でも、お互いに響き合ってる感じが特長です」と森木さん。
どこで見ても楽しめるとは思うが、全体を見渡せる亀谷のまつり坂や、屋台が立ち並ぶ松岡、提灯の明かりが暗闇に映え、折り返し地点にもなっている
華やかさはやはり初日が一番だが、二日目・三日目も見どころが多い。
二日目は昼間の時間帯に行われるため、パフォーマンスや太鼓台の細部がよく見られて面白い。それぞれの太鼓台の細かなこだわりに気づくはずだ。勇壮な雰囲気も昼間の方が強く感じられるかもしれない。
三日目は、3町と4町に分かれ、それぞれ合同曳き回しが行われる。根崎・竹田・
「若連が発する熱気を感じに来てください」と森木さん。 現在の二本松の雰囲気を形成した一部とも言えるこの祭典を、是非楽しみに待とう。
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