厩嶽山の記事を公開しました
磐梯町の「厩嶽山祭りと山岳信仰」の記事を公開しました。
かなり過去の参加で恐縮ですが、2013年に厩嶽山祭りに参加し、実際に登山をしてきました。その時の様子と、慧日寺資料館や文献で調べたお祭りの文化的背景、歴史などを記述しています。
この頃は取材と趣味を兼ね、ときどき登山をしていましたが、厩嶽山はけっこうきつかったのを覚えています。あいにくの空模様で朝から曇天、途中から小雨の中を歩きました。登りに差し掛かるまでの平坦部分が長く、帰路はへとへとでした。祭礼がなければ、平坦部分はある程度車で入れます。車だと、だいぶ楽だったのかもしれません。
この山の大きな特徴は、登山道に西国三十三観音が祀られていることです。明治期に、地元の人達が寄進したものだと言われています。下から順に辿り、三十三番を数えると、頂上下の馬頭観音堂に到着します。登山と一緒に、西国三十三観音参りもできるのです。
現代は馬頭観音信仰が薄れ、観音様は麓の恵日寺に遷されてしまいました。厨子も慧日寺資料館に保存されています。それでも三十三観音を辿りながら観音堂に辿り着く経験は、他では味わい難い趣があります。登山道が独特の空間で、「登山してよかった」と思わせてくれます。
以下のリンクで、特集記事をご覧ください。
これで、磐梯町の記事は現在のところ打ち止めです。特集記事として書けるものが、ひととおり終わりました。今後は、日記を公開していなかった2012年以降に訪れた場所を、順々に紹介できればと思っています。
なお、iBooksにて、無料の電子書籍の公開も行う予定です。より読みやすいサイズ感に編集し直し、ダウンロードできるようにしたいと思います。発行が終わり次第、当サイトで告知いたします。
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