いわき市記事について
フリーペーパー時代には第2特集として組んでいたいわき市の「水のある風景」の記事は、今回のリニューアルにあたってある程度写真の撮り直しとリライトを行いました。震災後、復興の様子を取材しなければと思い続けてはいましたが、結局大々的な取材は行うことができず、そうしているうちにどんどんいろいろなところが新しくなり、生まれ変わっていきました。ただ私は生まれが横浜なので、海というのはアイデンティティに大きく関わる存在です。個人レベルではちょくちょく出かけてはいたんです。
しかし今年になっていわきをきちんと訪れてみて感じるのは、復興の力、すさまじいですね。道路に関しては強い信念が感じられます。県道382号豊間四倉線は素晴らしい道路になりましたし、いつの間にやら国道6号久之浜バイパスが完成し、波立海岸を通る道が旧道になっていました。なるほど、復興が行われている都市というのは、10年でここまで変わるのかと驚かされます。さらに、その勢いは収まることなく、現在もまだ進行形でいろいろなところがアップデートされているようです。県道14号いわき石川線も大規模な工事が行われていました。近い将来、バイパスができて高規格な道になるんでしょうね。
そういうわけで、いわきの海辺だけは写真を撮り直さないとどうにもならないと思い、つい最近二回に分け、南部・北部と訪れてきました。途中カメラが壊れるハプニングがあり、激安スマホ(当然画質もしょぼい)での撮影となってしまい、これでよかったのかどうかは微妙なところですが、現状にだけは対応できたと思っています。
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