奥会津博物館奥会津地方の文化を知る

奥会津博物館

山国の古くからの生活や、歌舞伎の歴史などを展示

967-0014
南会津郡南会津町糸沢字西沢山3692-20
TEL 0241-66-3077 FAX 0241-66-3088
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開館時間 午前9時~午後4時
年中無休(年末年始を除く)
大人300円 高校生200円 小・中学生100円

 

取材:2010年9~11月
取材ご協力:奥会津博物館
文 :木村裕輔
写真:秋濱あいり、木村裕輔
写真掲載許可:奥会津博物館
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奥会津博物館は郷土の民俗・歴史資料などを収集し、広く一般に公開することで、奥会津地方に親しんでもらおうと、平成6年7月に完成した施設だ。
収蔵している民具の数は約25000点にもおよび、そのうち5058点が国の重要有形民俗文化財。館内にはおよそ3000点が「山・川・道」の三つのテーマに区分されて展示されている。

 

奥会津博物館山コーナー山コーナー

山のコーナーでは、奥会津に点在していた木地師(きじし)の文化を伝えている。
会津若松では古くから漆器業が盛んであった。漆器の素地である木地の材料には、トチ、ブナが最も適していた。奥会津の山々には豊富なブナ林があり、木地師達は良木を求めて移り住み、木地わんを作って会津若松へ出荷してきた。
会津若松の木地わんの多くは、奥会津から出荷されていたそうだ。

 

奥会津博物館 川コーナー写真川コーナー

只見川や伊南川などの清流に囲まれた奥会津は、昔から川とのかかわりが強い地域。農耕にも生活にも川の果たす役割は大きかった。
ここでは、川を相手に人々が利用してきた様々な道具が展示されている。

 

奥会津博物館 道コーナー写真道コーナー

かつて江戸幕府の徴税地であった南山(奥会津地方)は、この地から年貢などが直接江戸へ納められていた。そのため、幕府の蔵入地という意味で「御蔵入領(おくらいりりょう)」と呼ばれ、江戸へ通じる道も整備された。
当時の運輸の工夫などを知ることができる一角だ。

 

奥会津博物館 郷土芸能郷土芸能

上記三つの展示のほか、郷土芸能として農村歌舞伎や藍染めが紹介されている。
奥会津は歌舞伎が盛んな地域で、福島県内で確認されている歌舞伎舞台の多くが、奥会津に集中していると言われている。
奥会津地方には歌舞伎衣装を貸し出していた家があり、展示されている衣装は、南会津町南郷地域の片貝(かたがい)集落、中丸家旧蔵のものである。中丸家では、歌舞伎衣装を近隣の一座へレンタルしていた。現在は奥会津博物館南郷館に収蔵されており、その一部をここで展示している。

 

馬宿博物館の外には、町内各地から移転された茅葺屋根の古民家が並ぶ。
「馬宿(旧大竹家住宅)」は、国指定の重要有形民俗文化財に指定されている。

 

染屋また、藍染めの体験ができる「染屋(旧杉原家住宅)」も趣があってよい。こちらの体験は、5月~9月までの気温の高い時期に限られる。

 

 

三王茶屋郷土食の提供や直売を行う「旧山王(さんのう)茶屋」は、かつて山王峠にあった茶屋を移築したもの。こちらは茅葺屋根の家で食事ができるとあり、昼時には多くの人々が訪れる。

その他、土間の生活を垣間見ることのできる「旧猪股(いのまた)家住宅」など、昔の奥会津の暮らしぶりや文化をじっくりと味わうことができる。

 

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