古町のまつり古町のまつり

朝日に照らされた稲穂の中を行く
  古くから続く、伊南地区の例大祭

 

取材:2010年9~10月
取材ご協力:伊南村史編纂室 河原田宗興さん
文 、写真:木村裕輔
お問い合わせ:南会津町 伊南総合支所振興課(TEL 0241-76-7715)
(掲載の情報は取材時のものです。情報が古い場合や、お気づきの点がございましたらご連絡ください。メールはこちら)

上写真:朝の行列。全部で22の役があり、順番に山の上から行列して下りてくる。氏子や地元の男の子達が参加する。

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古町(ふるまち)は旧伊南(いな)村の中心部。歴史的にも、群馬県の沼田へと抜ける街道沿い最大の中心地であった。

廣瀬(ひろせ)神社は地区の東部に位置する。明治四年に現社名となり、古町の鎮守として今日まで続いてきた。改名以前は羽黒(はぐろ)神社といったそうだ。
この廣瀬神社の御神輿渡御(おみこしとぎょ)祭が、古町のまつりである。天和元年(1681年)に時の郷頭であった佐野盛常(もりつね)が、京都の祇園祭の形式を取り入れて始めたものだと言われている。
長らく9月9日の開催だったが、現在は9月の第2土曜日に行われている。神事としては、早朝、昼、夕に分かれるが、夜の仮装踊りも地元の人達の楽しみだ。

早朝5時にホラ貝が鳴らされ、それを合図に氏子の男性や地元の男の子達が裃・わらじ姿で山の上の社へ集まる。
祝詞をあげたり、御神体を御神輿に移した後、朝の7時頃より、行列をなして山の上から下りてくる。朝日を背にして鮮やかな稲穂の中を行列する様は、神々しく美しい。
県内はもちろん、関東などからも多くの人々が写真を撮りに集まる。

昼の行列は11時半からで、街中を練り歩く。その際子供達が奉持する立花を奪い合う。これを田畑に飾ると害虫除けになるのだそうだ。

夕方は神輿を社へ戻すべく、午後5時から山の上の神社に向けて出発する。再び田んぼの道を行くが、こちらはどこか切ない光景だ。 夕暮れの薄明かりの中、勇壮な掛け声や演奏が町に響き渡り、祭りのクライマックスとして見る者に感動を与えてくれる。

取材、文:木村裕輔

 

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追記:2010年9月11日に伊南地区を訪れ、地元企業である株式会社想さんと一緒に動画の撮影も行ってきました。
下記バナーよりリンク先にてご覧ください。

株式会社想

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