水のある風景4

記事の掲載につきまして

このたびの震災で被災された全ての方々に、心よりお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表します。当記事掲載の考え方につきまして、こちらをご覧ください。
産業や地域の復興を心よりお祈り申し上げます。

郡青ひなた 第7号(2009年9月25日発行)より 第4回 水のある風景

●取材、ライター:木村裕輔  ●写真:木村裕輔、秋濱あいり
●校正ご協力:いわき市総合観光案内所(TEL 0246-23-0122)

※重要※
このページは、かつての美しき姿を公開し、一日も早い復興を願うと共に、いわき市観光の復興への一助になることを目的としています。その点を前提としていただき、お読みくださいますようお願いいたします。

 

県道41号

夏井川

県道41号小野四倉線
いわき市川前(かわまえ)町川前周辺

徐々に緑が濃くなっていく
表情豊かな川沿いの道をゆく。
景色の変化を感じながら走りたい。

 

夏井川夏井川の散策は上流の田村郡小野町方面から始めたい。
小野~いわき間は磐越東線と県道41号小野四倉線が、いずれも川に寄り添うように続いており、四季折々の景観を車窓から楽しむことができる。

 

夏井川小野町からいわき市に入る頃になると、徐々に緑が濃くなり、川べりは岩場が目立ち始める。
悠々とした川の景色から渓谷美へ。変化のある景観が面白い。

 

夏井川上:県道41号。緑に包まれた道は最高に気持ちいい。
二枚目:夏井川沿いには心くすぐる建造物も数多い。トンネルや鉄橋、水管橋など景色と見事に
調和している。
三枚目・右:三坂川との合流付近にて。

 

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鹿又川鹿又川

県道287号上川内川前線
いわき市川前町川前・下桶売(しもおけうり)周辺

小さなせせらぎは山深く続く。
深呼吸したくなる清流の森へ行こう。

 

鹿又川鹿又川は磐越東線の川前駅付近から合流する夏井川の支流。 水が美しい渓谷として知られている。
県道287号上川内川前線が川沿いを通っており、高部の集落へ向かって登っていく。夏井川に比べ小さな川であるからか、奥深い情緒が感じられ、岩肌を濡らす静かな流れは、これぞ日本的な「美」と言えるのではないだろうか。

 

鹿又川川べりに出れば、さらさらと心地良い水音を感じられる。

 

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夏井川夏井川

県道41号小野四倉線
いわき市小川町上小川 錦展望台 籠場(かごば)の滝

岩の造形も美しく、滝が飛沫を上げる場所。
夏井川最大のビューポイント。

 

夏井川再び夏井川に戻る。
県道はすぐに「夏井川渓谷県立自然公園」として整備された一帯に入る。山間を縫うように流れる急流は、滝や渕など渓谷らしい趣を見せる。水によって削られた岩の造形も美しい。

 

夏井川 籠場の滝眺めの美しい場所には展望台や駐車スペースが設けられており、じっくりと渓谷美を堪能できる。

 

夏井川 籠場の滝上:錦展望台より。
下三枚:籠場の滝。やや先に駐車スペースがあるので、車はそこに止めよう。

 

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背戸峨廊背戸峨廊

いわき市小川町上小川

急流と滝が織りなす渓谷美。
自然に魅せられ圧倒される。

 

背戸峨廊夏井川の支流・江田川に位置するこの場所は、いわき市出身の詩人・草野心平によって「背戸峨廊」と名付けられた。
夏井川渓谷県立自然公園の中でも特に景観の美しい場所で、渓谷美を堪能できる「屏風岩」、圧巻の名瀑「トッカケの滝」など非常に多くの見所を有する。

 

背戸峨廊沢沿いの道でトッカケの滝まで行き、山道を通って帰ってくるのがハイキングの順路。ただし、ハイキングといえども靴などそれ相応の準備が必要。
なお、トッカケの滝より先へ行くには本格的な登山の装備が必要で、看板で呼びかけられている事項を十分確認の上で入山したい。

 

背戸峨廊上:背戸峨廊一の高さ、トッカケの滝。
二枚目、三枚目:屏風岩付近。V 字型の渓谷だ。
左:渓谷沿いの道。

 

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夏井川夏井川

県道41号小野四倉線・県道248号小川赤井平線
いわき市小川町上小川・小川郷(おがわごう)駅周辺

海へと近づくにつれ、
堂々とした佇まいを見せていく。

 

磐越東線線路江田駅を過ぎると、徐々に山を下り始め、いわきの市街地へと近づいていく。
繊細な流れから堂々とした流れへ。多くの支流と交わりながら、太平洋へと向かっていく。

 

夏井川 小川郷駅近く小川郷(おがわごう)の駅近くで、夕暮れ時の夏井川へ向かった。これがあの急流だったのかと思うくらい、遠く山の景色を映しながら悠々と流れていた。茜色に染まる川面を見ながら、この川の持つ深き美しさを想う。

 

夏井川一枚目・左:上小川高谷地周辺。
二枚目:磐越東線煉瓦のトンネル。歴史を感じさせてくれる。
三枚目:夕暮れ時、小川郷駅近くにて。

 

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小玉川小玉川

小川町高萩(たかはぎ)・三和(みわ)町下永井(しもながい)

山の上の多目的ダムで憩う。
展望台からの景色が美しい。

 

小玉ダム小玉川は夏井川の支流の中では比較的大きな川だ。上流方向へ行くと草野心平記念文学館の先、小川町高萩に「小玉ダム」がある。ここは多目的ダムとして夏井川総合開発の一環で整備されたもの。散策ゾーンや展望ゾーン、野外活動ゾーンなどを有し、市民憩いの場として親しまれている。ダムの先には発電所があり、さらに先へ林道が通じているが、散策時は通行止めだった。

小玉ダムは幾つものゾーンに分かれており、それぞれの風景を楽しめる。様々な設備があり、家族連れで楽しめそうだ。

 

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好間川好間川

県道66号小名浜小野線
いわき市好間町榊小屋(さかきごや)

市街地に程近い渓谷。
人々の生活の中に息づく自然の魅力。

 

好間川今回ご紹介する中では唯一場所が離れているが、この川も夏井川の支流。
国道49号から県道66号小名浜小野線を南に入る。市街地に程近い場所だけに意外なスポットではあるが、好間川の流れは美しく、榊小屋周辺は「好間川渓谷」と呼ばれている。いわきという都市が持つ自然の魅力を再認識させられた。

県道を走っていると、美しい川が寄り添いだす。
榊小屋バス停付近が一番の見所か。

 

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