水のある風景3

記事の掲載につきまして

このたびの震災で被災された全ての方々に、心よりお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表します。当記事掲載の考え方につきまして、こちらをご覧ください。
産業や地域の復興を心よりお祈り申し上げます。

郡青ひなた 第6号(2009年5月18日発行)より 第3回 水のある風景

●取材、ライター:木村裕輔  ●写真、動画:木村裕輔、秋濱あいり
●校正ご協力:いわき市総合観光案内所(TEL 0246-23-0122)

※重要※
このページは、かつての美しき姿を公開し、一日も早い復興を願うと共に、いわき市観光の復興への一助になることを目的としています。その点を前提としていただき、お読みくださいますようお願いいたします。

薄磯海岸>>薄磯海岸 USUISO BEACH

今回は第1回で特集した塩屋埼灯台から続く海岸線、薄磯海岸から散策を始める。

夏は海水浴場として賑わうこの場所は、白い砂浜が美しい穏やかな浜辺。南方の丘の上にある塩屋埼灯台の眺めが特に素晴らしく、見るものを飽きさせない。
県道382号豊間四倉線が海岸線に沿って走っており、付近はこの県道の中で最も眺めの良い場所の一つ。

 

薄磯海岸※合磯~豊間~薄磯の海岸沿いのエリアは、2012年現在、瓦礫こそ取り除かれたものの、まだまだ津波の爪痕が色濃く残っています。復旧までの間、観光目的での来訪はお控え願います。

塩屋埼灯台を臨む海岸線。南方には小さく灯台が見える(上)。
北方には富神崎(とみかみざき)の埠頭が顔を覗かせる(右)。

 

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沼之内漁港>>富神崎/沼ノ内 
TOMIKAMIZAKI/NUMANOUCHI

県道を東に折れ、漁港へ向かう道路を下っていくと、間もなく沼之内漁港だ。小さな灯台がかわいらしい。ここは釣り場としても知られており、休日には多くの釣り人が糸を垂れている。
ここから新舞子浜にかけては集落の間をすり抜けるように道が続いており、車では少々注意を要する。なお、付近には海の守り神である沼之内弁財天がある。

 

富神崎富神崎、沼之内漁港の様子(上)。
北方の新舞子浜方面を臨む(右)。

 

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新舞子浜>>新舞子浜 SHIN-MAIKO BEACH

沼ノ内の集落を抜けると、県道は海沿いに松林が植えられ、まっすぐで非常に気持ちのいい道路となる。
松林の向こうは延々と続く砂浜で、ところどころで自転車や歩行者が通れるように道がつくられている。新舞子浜ビーチは南国の雰囲気が漂い、若者に人気の活気ある浜辺だ。

 

新舞子浜道路の西側には新舞子浜公園が整備され、こちらも散歩をするのによさそうだ。公園内の藤間沼は、初夏にはスイレンが見頃となってくる。

 

藤間沼ビーチの様子(上)。県道382号は、防砂林と公園の緑に囲まれたまっすぐな道路となる(中)。新舞子浜公園の藤間沼(左)。

 

 

動画:新舞子浜 2010年5月撮影

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夏井川>>夏井川河口付近 NATSUI RIVER

新舞子浜から北上していくと、松林が途切れて景色が開ける場所に出る。夏井川の河口付近だ。右手には海、左手には夏井川の雄大な流れを臨みながら橋を渡っていく。どちらを見ても水に囲まれ、素晴らしい眺望。この県道のハイライトと言える場所だろう。

 

夏井川河原橋の南側にはサイクリング公園があり、一周約1.5キロのサイクリングロードの他、事前申し込み制のターゲットバードゴルフ場・多目的広場が設けられている。

 

夏井川夏井川にかかる橋。ここを県道が通っている(上)。
夏井川サイクリング広場(中)。橋の上から夏井川を臨む(左)。

 

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仁井田浦>>仁井田浦 NIIDA-URA

再び松林に囲まれた県道が続くが、レストランなどの施設が見えてくると、仁井田浦(にいだうら)付近だ。ここには公営のキャンプ場が設けられており、これからの季節はキャンプを楽しむ人達が増えてくる。(事前の予約は不要とのこと)仁井田川の河口もすぐ近くで、海沿いから川にかけて歩いてみるのも気持ちよさそうだ。

 

仁井田浦仁井田川河口(上)。レストランなどが立ち並ぶ一角。
松林の一帯がキャンプ場だ(左)。

 

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四倉>>四倉海岸 YOTSUKURA BEACH

国道6号と交わると、四倉海岸だ。南側は広々とした海水浴場で、美しい浜辺が広がっている。一方で北側には逆に漁港の風景が広がる。付近には「道の駅よつくら港」があり、休憩や買い物によさそうだ。

 

道の駅よつくら港
いわき市四倉町5-218-1
TEL:0246-32-8075
ホームページはこちら


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四倉~波立>>波立海岸 HATTACHI BEACH

四倉海岸より先は、国道6号線が海沿いの道となる。県道と比べ交通量が非常に多くなるため、ここから波立海岸にかけては自転車で北上した。

 

四倉~波立四倉漁港を過ぎると岩場が連続し、打ち寄せる波の様も少々荒々しい。山と海との間を潜り抜けるように走り、やがて景色が開けると波立(はったち)海岸だ。

 

波立海岸歩道は海岸を見下ろす高台に抜けるため、海岸の様子が一望でき、思わず息をのむ美しい風景が広がる。鰐(わに)が渕と呼ばれる奇岩と、玉砂利を敷き詰めたような浜辺が、他とは違った独特の趣を醸し出す。

 

波立海岸浜辺から赤い橋がかけられているが、これは奥の弁天島へお参りするためのもの。海とここの鳥居を絡めた朝日が非常に美しく、初日の出の名所にもなっている場所だ。
国道を挟んだ向かいが波立薬師。「ここの海岸の玉砂利を持ち帰ると薬師如来の御威光にふれ、眼病を患う」という旨を記した注意書きがあった。

 

波立薬師上から、四倉漁港から波立海岸までの様子、歩道用トンネル、歩道の高台から海岸線を見下ろす景色、弁天島、波立薬師。

 

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久之浜>>久之浜 HISANOHAMA

※久之浜~末続のエリアは、東日本大震災による津波・火災等で甚大な被害を受けました。復旧までの間、観光目的での来訪はお控え願います。

久ノ浜(ひさのはま)駅の手前で、国道から一つ海寄りの道へ入っていくと、昔ながらの商店が軒を連ねた一角がある。 久之浜の町並みだ。木壁の家々が立ち並び、漁港の町独特の風情が感じられる。

 

久之浜道路はすぐに県道157号久之浜港線へ。

 

久之浜東に進んで間もなくで殿上崎(とのがみざき)が見えてくる。

 

津守神社河口部からの開けた景色や、海を見下ろす高台の津守神社からの景色がおすすめだ。

 

久之浜漁港の先で県道は行き止まり。周辺は全体的に人々の生活の匂いのする、雰囲気の良いところだ。

上から、久之浜の商店街、河口部、殿上崎、津守神社、漁港。

 

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久之浜市民運動公園>>金ヶ沢/末続 KANEGASAWA/SUETSUGI

国道6号へ戻り、北へ。ちょうど久之浜漁港北側の金ヶ沢地区に位置するのが、久之浜市民運動場だ。
ここはソフトボールや軟式野球のためのグラウンド。使用料金は無料で、海風に吹かれながら、気持ちよく汗を流せそうだ。
(夜間照明設備のみ、1時間につき1,050円)

 

末続さらに北上すると、いわき市の最北端、末続(すえつぎ)地区だ。この辺りは静かな海辺の町といった雰囲気。商業施設がない分、海とそこに暮らす人々が作り出す穏やかな時の流れが感じられる。

 

末続駅なお、JR末続駅は海が見下ろせる抜群のロケーション。駅舎も古く趣がある。

久之浜市民運動場(上)、末続地区の海辺(中)、JR末続駅舎(左)。

 

旅の軌跡 ~春の海をゆく~

平薄磯より、県道382号豊間四倉線を北上、途中東に折れて富神崎に立ち寄りながら、新舞子浜へ。→ 新舞子浜から四倉までは松林の間を通り抜ける、気持ちのいいドライビングスポット。→ 四倉からは国道6号を自転車も利用しながら北へ。波立海岸の先、久ノ浜駅手前で、海沿いの商店街の道に入る。→ すぐに県道157号、久之浜港線。漁港まで寄り道する。→ 国道6号へ戻り、北上。途中東に折れ、久之浜市民運動場に寄った後、さらに北上で末続へ。

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