水のある風景2

記事の掲載につきまして

このたびの震災で被災された全ての方々に、心よりお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表します。当記事掲載の考え方につきまして、こちらをご覧ください。
産業や地域の復興を心よりお祈り申し上げます。

郡青ひなた 第5号(2008年12月20日発行)より 第2回 水のある風景

●取材、ライター:木村裕輔  ●写真:木村裕輔、秋濱あいり
●校正ご協力:いわき市総合観光案内所(TEL 0246-23-0122)

※重要※
このページは、かつての美しき姿を公開し、一日も早い復興を願うと共に、いわき市観光の復興への一助になることを目的としています。その点を前提としていただき、お読みくださいますようお願いいたします。

 

龍神峡

鮫川

緩やかに、ときに激しく……
様々に表情を変えながら海へと流れていく

 

鮫川

今回の取材は植田から県道20号いわき上三坂小野線、県道14号いわき石川線と、鮫川に沿って辿ることにした。まず立ち寄ったのが遠野町滝にある龍神峡(写真上、右)。
ここは急流がつくる景勝地で、その昔漂泊の歌人であった西行も訪れたとされ、地元有志による歌碑が立てられている。龍神橋の上から見下ろす景観が特に素晴らしい。

 

鮫川県道に戻り北上する。すぐに湯本方面から来る県道14号に合流し、進行方向を北西へと変えた。この辺りでは川はすっかり穏やかな流れに変わっている。支流の入遠野川が見えてきたところで再び立ち止まった(写真左)。
ただ川と川が交わっているだけなのに、どうしてこんなに雄大な景色になるのだろう。辺りも山深くなってきて、自然に抱かれているような気持ちになる。

 

鮫川御斉所トンネルを越え、石川郡古殿町方面へ。山間を縫うように流れる川と、寄り添う道路。景色はまた表情を変え、丸い石が目立つようになる。
やがて、いわき市の西端、田人町石住に到着(写真左、下)。この辺りは川と家並みの景観が調和しており、古くから鮫川と共に暮らしてきた人々の匂いが感じられる場所だ。

 

鮫川上二枚:遠野町滝 龍神峡。急流と山の紅葉が美しい景勝地。
中:遠野町根岸 支流の入遠野川が交わる。県道14号は鮫川沿いを、20号は支流沿いへ向かう。
下二枚:田人町石住。ここ以西は石川郡古殿町。

 

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戸草川

戸草川

山の中をゆく細く緩やかな流れ
木漏れ日が差すゆったりとした時間

 

戸草川※重要※
県道390号才鉢前山線は、路肩崩落により一部通行止めの区間があります。

こちらの県の通行規制情報をご覧ください。

鮫川の支流の一つ、田人町石住才鉢で交わるのが戸草川だ。 静かな原生林の中を流れる清流で、滝や淵など変化に富んだ景観を作り出している。
この川に寄り添うように県道390号才鉢前山線が通っているが、今回取材を行った2008年11月現在は工事のため通行止。撮影は鮫川との合流付近で行った。

戸草川

森の間をさらさらと流れる戸草川と、鮫川の雄大な流れとの対照が印象的。紅葉もいいが、緑の間から木漏れ日が差す夏の美しさも格別だ。

撮影:田人町石住 いずれも鮫川との合流付近で撮影。県道14号からは小さな橋を渡って入るが、標識に注意していないと少々分かりにくい。

 

鮫川・戸草川地図

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四時川四時川

山間の道にたえず寄り添いながら、
ゆったりとした時間をくれる 県境の清流

 

四時川四時川(しどきがわ)はいわき市と東白川郡鮫川村の境にそびえる朝日山山麓を水源とし、多くのハイカーに愛される渓谷だ。今回は勿来より国道289号線沿いに走り、辺栗トンネル手前東側から入った。
しばらくは舗装された細い道が続く。遥か下に渓谷を見下ろすことができ、紅葉し色づく山々が実に美しい。

 

四時川林道へ差し掛かると、すぐ隣りに川が寄り添い流れている。清流の音だけが響く山の中の静かな時間が流れる。途中から茨城県との県境を通り、やがて水源である田人町旅人水呑場にて国道289号線へと抜けた。

 

四時川上・三番目写真:田人町旅人
四時川林道にて。砂利道なので通行には注意したい。
二枚目:田人町南大平
川の遥か上を一車線ぎりぎりの幅の道が通っている。
右:田人町旅人
発電所の先にある橋から撮影。細かな林道が多く迷いやすいので、地図をよく確認しよう。

 

四時川地図

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